ザ・オポジットハウス(The Opposite House)の成功に続き、私たちはスワイヤー・ホテルズから、当時生まれつつあった「ライフスタイル・ビジネス」というカテゴリーのホテルで、革新的なブランドをプロデュースしてほしいという依頼を受けました。これは、「仕事と遊びを両立させたい」という新世代の旅行者ニーズや欲求を強く反映したものでした。最初のEASTホテルは、香港のビジネスハブであるアイランド・イーストの一部としてオープンし、その後、北京とマイアミに進出しました。
私たちは、「斬新」、「爽やか」、「すっきり」を特徴とするブランド・プラットフォームを確立しました。ブランドの核となる部分は、洗練されていながらも遊び心のあるビジュアルシステムで表現されました。親しみやすく、機能的といった方向性をもち、ブランドの全体的な表現には、「プラグ&プレイ」の姿勢が貫かれています。
フロントとサポートスタッフが着用するユニフォームは、ブランド・アイデンティティと一致しています。ウェイターの上着やキッチンスタッフが着用するオレンジ色のキャップなど、特徴的な鮮やかなオレンジ色をさりげなく使うことで、ホテルの細部への気遣いや配慮をゲストが感じてもらえるようにしました。
数独が印刷されたメモ帳や、ホテル内で必要なものを探すのに便利なタッチスクリーン・インターフェースなど、ホテル全体で使用されているグラフィックは、遊び心がありながらも、常に役に立つものとなっています。