キャピタルランド、 ラッフルズシティ重慶の小売用ショールーム

空間戦略&デザイン

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再生への道しるべ

中国の2大河川である嘉陵川と揚子江の合流点に位置し、かつて皇帝の城門があったというエリアにあるこの象徴的な建物は、重慶市再生のシンボルであり、水運貿易の中心地だったという巨大都市に受け継がれる歴史への敬意を表しています。

このユニークで見晴らしの良い場所にある複合施設の特徴を紹介し、地域の活性化にも貢献しつつ、その印象的な建築デザインが現代の重慶にもたらす象徴的な力を示すことが、私たちのミッションでした。

未来に向けたビジョンの錨

私たちは、重慶の豊かな文化や歴史、商業施設や住宅など総合的な開発要素を通して、訪れる人が旅をするように、五感に訴えられるよう色々な工夫を凝らしました。

建築家が採用した「船旅」というテーマにインスピレーションを得て、重慶港の全景を見渡せるよう、いくつもの水路の風景の中を“航行”するかのように、あるエリアから別のエリアへとシームレスに誘導するようなデザインとしました。

待合室(ホールディングエリア)では、カーペットの暖色と寒色の色調が、レリーフの壁に描かれたしなやかな模様と調和し、揚子江と嘉陵川の合流点を視覚的に表現しています。

この“旅”は、開発者であるキャピタランド社の紹介から始まり、その後で、ラッフルズシティのライフスタイルを紹介するビデオを見るためにデッキをイメージした空間を横切ります。続いて、ラッフルズシティの大規模な建築モデルが、まるで昼から夜へと移り変わる重慶の海岸沿いのスカイラインの映像とシンクロして、ドラマチックに展開していきます。

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次のパートでは、ショッピングモールの空間的な解釈が紹介されます。特徴的な曲線、木や舷窓をイメージした要素は、船内のインテリアを彷彿とさせます。また、詳細な模型を使ってショッピングモールのマスタープランを紹介するとともに、室内では映し出されたアニメ映像によってショッピングモールのダイナミックで楽しい雰囲気を伝えます。

住宅棟と、地上250m地点で水平方向に300mに拡がっている超高層ビル「クリスタル」を紹介するために、私たちは大空を“航行”するという一風変わった愉快な物語を流れるような曲線と軽やかな模様によって表現しました。 “旅(見学ルート)”の終わりには、街の水辺に面した談話スペースを設け、ここから、この開発が未来に向けて「船出」する準備ができていることを象徴的に示しています。

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