リッツカールトン、ステラ ダイニング・シリーズ『星の饗宴』

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饗宴を主宰

マリオット・インターナショナルとの長年に渡る関係を引き継いで、私たちはザ・リッツ・カールトンのブランド・ダイニング・イベント・シリーズの新しいコンセプトの開発を任されました。このイベントは、アジア周辺に点在するホテルを厳選して毎年開催されるもので、ザ・リッツ・カールトンの「特別な感動体験を共有する場を主催」するという約束を強調することを目的としています。

スターシェフたちのありえない共演

私たちは、リッツ・カールトンがこれまでに行ってきた、食とワインに関するイベントへの取り組みを分析し、リッツ・カールトンには強力で普遍的、かつカスタマイズ可能なコンセプトが必要だと考えました。アジア太平洋地域の主要都市で、年に数回、繰り返し開催することで、認知度向上と期待感をアップすることができるコンセプトです。私たちは、リッツ・カールトンのシェフやレストランが保有する多くのミシュランの星にふさわしい、宇宙をテーマにしました。

天空の美しい饗宴

異なる都市の著名なシェフらがコラボして、2人または3人のシェフの料理がひとつのコース料理で楽しめるという贅沢なダイニング体験(フォー・ハンズ、またはシックス・ハンズ)を提供します。シェフたちを異なる組み合わせでペアリングして、各都市で期間限定で料理を行います。このような枠組みで、私たちはこの体験を珍しい天体ショーに例えました。ミシュランの星を持つシェフらのチームは、ザ・リッツ・カールトンの銀河系の中にあるユニークな“星座”のようなものでした。それをシンプルなキッチンツールの形で星座を視覚的に表現しました。

私たちは、このコンセプトを明確に表現し、お客様の心にいつまでも残る印象をもたらすことができるユニークなネーミングを探しました。その結果、キャッチフレーズ「A rare Alignment of Michelin Stars(ミシュランの星獲得シェフらの最高の調和)」とともに、「ステラ ダイニング・シリーズ」というキャンペーンのタイトルが選ばれました。宇宙の出来事に関する報告において、天文学者がよく使う言葉にヒントを得て、明確な「トーン・オブ・ボイス」、さらには宇宙の専門用語を考えたのです。

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私たちは、このコンセプトを明確に表現し、お客様の心にいつまでも残る印象をもたらすことができるユニークなネーミングを考え出す必要がありました。「ステラ ダイニング・シリーズ」というタイトルが、キャンペーンのキャッチフレーズ「A rare Alignment of Michelin Stars(ミシュランの星獲得シェフらの最高の調和)」とともに選ばれました。私たちは、コピーライターと協力し、私たちは、宇宙の出来事に関して報告するのと同じように、明確な「トーン・オブ・ボイス」と一連の語彙を考えました。

示唆に富む写真は、ブランドコンセプト全体に命を吹き込むキーポイントとなりました。シンガポールを拠点とするStudio Ooozeと協力し、私たちチームがアートディレクションを行い、撮影前と撮影終了後に行う作業(プリプロとポスプロ)を管理しました。

コラボレーションプロセス

ビデオグラファーやウェブ・アーティストとの緊密に連携することにより、全てのシェフたちがクリエイティブで、アーティスティックなパフォーマンスで調和するように確実な演出を行いました。

私たちのチームは、主要なマーケティング資料を作成し、ビデオ撮影やウェブ制作では才能あるクリエーターたちとコラボレーションして、クリエイティブなシェフらが創造力あるコンセプトに沿うよう配慮しました。

2018年秋、「ステラ ダイニング・シリーズ」は、北京、香港、大阪、シンガポールでスタートしました。その成功を受けて、ザ・リッツ・カールトンはその後、第2回目を開催し、このユニークなイベントシリーズでいくつかの賞を受賞しました。

リッツ・カールトン内では、このキャンペーンがチームのコラボレーション精神に良い影響を与えたと報告されています。シェフたちは、この活動に特有のロジスティック上の課題があるにも関わらず、このクリエイティブな交流の機会を大いに活用しました。

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